ヘッドスパで顔のたるみは変わる?頭皮と顔のつながりと家でのケア
2026年10月6日 公開

ヘッドスパで顔のたるみが治る、とは言えません。たるみの大きな原因は、年齢による変化と紫外線です。一方で、おでこを動かす筋肉は頭頂を覆う膜につながっていて、頭皮と顔は分けずに考えることができます。
この記事では、頭皮と顔のつながり、ヘッドスパに期待できること・できないこと、家で毎日できるケアを、辞典や学会・研究の資料をもとにまとめました。
この記事の要点
- 頭頂を覆う「帽状腱膜(ぼうじょうけんまく)」は、おでこの前頭筋や後頭部の筋肉とつながっています
- 顔のたるみには紫外線の影響が大きく、日本皮膚科学会は日傘・帽子で紫外線を減らすことを勧めています
- ヘッドスパでたるみが治るとは言えません。頭皮をほぐす時間として、家のケアと組み合わせるのがおすすめです
01頭皮と顔は、どうつながっている?
頭のてっぺんは、「帽状腱膜(ぼうじょうけんまく)」という薄くて丈夫な膜で、帽子をかぶったように覆われています。辞典の説明では、この膜は前頭筋(おでこの筋肉)・後頭筋(後頭部の筋肉)・側頭頭頂筋(耳の上の筋肉)と結びつき、皮膚とはしっかり、骨とはゆるやかにつながっています。
| 場所 | 名前 | つながり |
|---|---|---|
| 頭のてっぺん | 帽状腱膜 | 頭頂を広く覆う膜。皮膚とはしっかりつながっている |
| おでこ | 前頭筋 | 上のほうで、帽状腱膜に続いている。眉を上げるときに動く |
| 後頭部 | 後頭筋 | 帽状腱膜とつながっている |
| 耳の上 | 側頭頭頂筋 | 帽状腱膜とつながっている |
眉を上げると、おでこだけでなく、頭皮まで少し動くのがわかります。頭皮と顔は、別々のパーツではなく、ひと続きの皮膚と、つながった筋肉や膜でできています。美容室で頭皮に触れるとき、顔の肌の様子も一緒に見るのは、そのためです。
ただし、「頭皮をほぐせば顔が上がる」とは言えない
つながっているからといって、頭皮をほぐせば顔のたるみが引き上がる、と確かめた研究は見当たりません。ヘッドスパや頭皮マッサージで顔のたるみが治る、という言い方には注意してください。
02顔のたるみの大きな原因は、年齢と紫外線
日本皮膚科学会は、年齢による老化と、紫外線による老化(光老化)を分けて説明しています。紫外線を浴び続けると、肌の奥の真皮にある弾性線維が壊れて、肌の張りがなくなり、しわやたるみができます。
日光が当たらない太ももの内側は、年齢を重ねても深いしわができにくいとされています。顔のたるみには、それだけ紫外線の影響が大きいということです。くわしくは顔のたるみの原因の記事にまとめています。
顔と一緒に、頭皮も守る
日本皮膚科学会は、紫外線を減らす方法として、まず日傘や、つばが全周にある帽子などで皮膚に届く紫外線を減らし、最後の守りとして日焼け止めを塗ることを挙げています。分け目やつむじは、帽子をかぶらないと一日中日光が当たる場所です。つばの広い帽子は、顔と頭皮を一緒に守れます。
03ヘッドスパに期待できること、できないこと
期待できること
- 頭皮を知る
- かたい場所、乾いている場所に気づける
- 汚れを落とす
- 自分では洗いにくい生え際や後頭部まで
- ほっとする時間
- ストレスに関わる数値の変化を報告した研究がある
言えないこと
- たるみ
- 顔のたるみが治る・引き上がる
- 白髪
- 白髪が減る・黒く戻る
- 髪
- 髪が生える
女性を対象にした研究として、韓国で会社勤めの女性34人に、15分または25分の頭皮マッサージを週2回・10週間続けたものがあります(Kimら、2016年)。マッサージを受けた人たちでは、ストレスに関わるホルモンや血圧に変化が見られました。人数の少ない研究なので言い過ぎはできませんが、ヘッドスパを「ほっとして、頭皮の状態を知る時間」と考えるのは、無理のない受け止め方です。

こんなときは、ヘッドスパを控える
- 頭皮に赤み・かゆみ・痛みがある
- 頭皮に傷やできものがある
- フケが急に増えた、抜け毛が急に増えた
気になる症状があるときは、先に皮膚科で相談してください。
04家でできる、1日1分の頭皮と顔のケア
毎日の主役は、家でのケアです。特別な道具がなくても、シャンプーや洗顔のついでにできることがあります。
- 指の腹を、頭皮にぴたりと当てる耳の上、こめかみ、生え際、後頭部に、指の腹を当てます。爪は立てません。
- 髪をこすらず、頭皮ごと動かす指の位置はそのままで、頭皮を前後・上下にゆっくり動かします。ひとつの場所で数回ずつ。全部で1分ほどです。
- 動きにくい場所を覚えておく日によって、動きにくい場所や、触ると気になる場所が変わります。自分の頭皮の状態を知る目安になります。
- 顔は、保湿してから手のひらで美容液やクリームで滑りをよくしてから、手のひら全体で、顔の中心から外へやさしくなじませます。強く押したり、引っぱったりしません。

顔をこする力が強いと、毎日の小さな摩擦が積み重なります。頭皮は指の腹でしっかり、顔は手のひらでやさしく。力の入れ方を変えるのがコツです。
05LUJUで、頭皮と顔を一緒にケアするなら
LUJUでは、髪・頭皮・顔の3つを一緒に見ています。カウンセリングでは、マイクロスコープで頭皮を拡大した写真を見ながら、その日の地肌をいっしょに確認します。
頭皮と顔を一緒にケアしたい方には、若返りヘッドスパとララピールを組み合わせたリラックスケアコース(約2時間)があります。ララピールは、韓国H2MEDI社の公式認定を受けた、“剥く”のではなく“満たす”ピーリングです。一度の施術から、ハリとツヤを感じていただけます。たるみが気になるフェイスラインも、すっきり見えます。
白髪染めと一緒に受けたい方は、カラーの待ち時間にララピールを行うメインコースや、ヘッドスパまで含むプレミアムコースもあります。メニューの全体はメニュー一覧で見られます。
06よくある質問
ヘッドスパで、顔のたるみは治りますか?
治る、とは言えません。たるみの大きな原因は、年齢による変化と紫外線です。頭皮と顔はつながっているので、ヘッドスパは頭皮の状態を知り、ほっとする時間として、紫外線対策や保湿と組み合わせるのがおすすめです。
頭皮と顔は、本当につながっているのですか?
頭頂を覆う帽状腱膜という膜は、おでこの前頭筋や後頭部の後頭筋、耳の上の側頭頭頂筋と結びついています。眉を上げると頭皮も少し動くのは、そのためです。
頭皮マッサージは、毎日してもいいですか?
指の腹でやさしく動かす程度なら、シャンプーのついでに1分ほどでかまいません。爪を立てたり、強くこすったりはしないでください。赤みやかゆみがあるときは控えて、続くときは皮膚科で相談してください。
顔のたるみのために、家でまず何をすればいいですか?
日本皮膚科学会は、日傘やつばの広い帽子で紫外線を減らし、最後の守りとして日焼け止めを塗ることを勧めています。そのうえで、保湿をして、顔は手のひらでやさしくなじませてください。

参考にした資料
- デジタル大辞泉「帽状腱膜」、世界大百科事典「筋肉」(コトバンク)
https://kotobank.jp/word/%E5%B8%BD%E7%8A%B6%E8%85%B1%E8%86%9C-1594994 - 日本皮膚科学会 皮膚科Q&A「日焼け Q5 光老化は普通の老化とどう違うのですか?」
https://qa.dermatol.or.jp/qa2/q05.html - 日本皮膚科学会 皮膚科Q&A「日焼け Q10 光線防御のポイントは?」
https://qa.dermatol.or.jp/qa2/q10.html - Kim IH, Kim TY, Ko YW. The effect of a scalp massage on stress hormone, blood pressure, and heart rate of healthy female. J Phys Ther Sci. 2016
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/27821918/ - LUJU スタートタイムセラム 公式ページ(LUJUスキンケア)
https://luju.co.jp/lp?u=008



