白髪染め、美容院と自宅(市販)の違いは?かぶれと併用の目安
2026年10月5日 公開

白髪染めの薬は、市販用も美容院で使う業務用も、成分・品質・安全性について法令上の違いはありません。消費者庁の報告書は、2つの違いを「流通経路の違い」、つまり売られ方の違いだと説明しています。
違いが出やすいのは、薬そのものより、髪と地肌を見て薬を選び、根元と毛先で塗り分けるところです。一方で、かぶれ(皮膚のトラブル)は自宅でも美容院でも起きます。この記事では、白髪染めの種類、かぶれの数字、自宅で染めるときの注意、美容院と自宅を行き来するときの間隔の目安を、消費者庁と日本ヘアカラー工業会の資料をもとにまとめました。
この記事の要点
- 市販用と業務用の違いは売り方の違い。成分・品質・安全性に制度上の差はない(消費者庁)
- 2015年の調査では、染めて異常を感じたことがある人は自宅15.9%・美容院14.6%。どちらでも毎回の確認が必要です
- 染め直しは1週間以上、ヘアマニキュアのあとは3週間〜1か月あける(日本ヘアカラー工業会)
01美容院と自宅、いちばんの違いは「選び方と塗り方」
「美容院の薬のほうが髪にやさしい」「市販の薬は強い」と聞くことがあります。けれど消費者庁の報告書は、市販用と業務用はお店で買うか美容院で施術を受けるかという流通の違いによる分け方で、成分・品質・安全性について法令上の違いはないと書いています。
2剤に入る過酸化水素の量にも、厚生労働省の基準で上限(製品の中で6.0%まで)が決まっていて、市販用か業務用かで分けて書かれてはいません。
では、何が違うのか。日本ヘアカラー工業会は、美容院では髪質や髪の状態、体調などを聞いてから薬を選び、新しく生えた根元とすでに染めた部分で薬を使い分けることがある、と説明しています。違いが出るのは、薬そのものより「選び方」と「塗り方」です。
| 自宅で染める | 美容院で染める | |
|---|---|---|
| 薬の選び方 | 箱の表示を見て、自分で選ぶ | 髪や地肌の状態、体調を聞いてから選ぶ |
| 塗り方 | ひとつの薬を、見える範囲に塗る | 根元と、すでに染めた部分で使い分けることがある |
| 後ろ・根元 | 自分では見えにくい | 美容師が見ながら塗る |
| 時間と手間 | 好きな時間にできる | 予約と、お店までの時間がかかる |
実際には、自宅と美容院のどちらか一方ではなく、両方を使う方も少なくありません。消費者庁が2015年に毛染めの経験がある15〜80歳の男女に聞いた調査では、毛染めをする場所は「自宅」46.7%、「理美容院」36.8%、「両方」16.5%でした(白髪染めに限らない数字です)。

02先に知っておきたい、白髪染めの種類
白髪を染めるものは、法律の上で大きく2つに分かれます。医薬部外品の「染毛剤」と、化粧品の「染毛料」です。自宅でも美容院でも、この分け方は同じです。
| ヘアカラー(酸化染毛剤) | ヘアマニキュア・カラートリートメント | |
|---|---|---|
| 分類 | 医薬部外品 | 化粧品 |
| 使い方 | 1剤と2剤を混ぜて使う | 混ぜずに、そのまま使う |
| 色持ち | 2〜3か月 | 2〜4週間ほど(カラートリートメントは続けて使い、少しずつ染める) |
| 明るくできるか | できる | できない |
| かぶれ | 酸化染料によるアレルギーが起きることがある | ヘアカラーより、アレルギーによるかぶれは少ない |
お店で選ぶとき、ヘアカラー(医薬部外品)には、箱に「医薬部外品」や「有効成分」の文字があります。主に箱の側面で確かめられます。
また、白髪用のヘアカラーは、白髪と黒髪の色をそろえるように色が作られています。黒髪用を白髪に使っても問題はありませんが、思った色にならないことがあると、日本ヘアカラー工業会は説明しています。
03かぶれは、美容院でも自宅でも起きる
「美容院で染めれば、かぶれない」とは言えません。消費者庁の2015年の調査では、染めたあとにかゆみなどの異常を感じたことがある人は、自宅で染める人で15.9%、美容院で染める人で14.6%でした。報告書は「両者で差はほとんど見られなかった」と書いています。
白髪染めのアレルギーの原因の多くは、ヘアカラーの1剤に入っている「酸化染料」です。今のところ、代わりになる成分はありません。日本ヘアカラー工業会は、一度ヘアカラーでかぶれた方は、色やメーカーを変えても、美容院用の製品でも、ヘアカラーは使えないとしています。
パッチテストは、美容院で染めるときも毎回
日本ヘアカラー工業会は、美容院で染める方も、毎回ヘアカラーの48時間前からパッチテストをする必要があるとしています。ところが2015年の調査では、美容院で美容師からパッチテストを勧められたことがある人は10.4%でした。やり方はパッチテストのやり方の記事にまとめています。
こんなときは、染めない
- これまでにヘアカラーでかぶれたことがある
- パッチテストで、赤み・かゆみなどが出た
- 頭や顔、首すじに、はれもの・傷・皮膚の病気がある
- 体調がすぐれない、病中・病後、生理中・妊娠中など、肌が敏感になりやすい時期
日本ヘアカラー工業会が、ヘアカラーの箱で「使用しないでください」としている例です。気になる症状があるときは、皮膚科で相談してください。
04自宅で染めるときに、守りたいこと
消費者庁の2015年の調査では、自宅で染める人の20.4%が、説明書を「読まない」と答えています。日本ヘアカラー工業会が示している注意のうち、とくに大事なものをまとめました。
- 準備する髪は乾かしておきます。手袋を両手にはめ、生え際や耳に油性のクリームを塗り、メガネやアクセサリーは外します。
- 混ぜたら、すぐ塗る混ぜた液は使う直前に作ります。風通しのよい場所で、頭皮になるべくつかないよう少しずつ塗り、顔や首についたらすぐ水で落とします。
- 時間は説明書のとおりに必要以上に置くと、髪や頭皮を傷めるおそれがあります。染めている最中にお風呂に入ったり、染める前に髪を濡らしたりしないでください。汗やしずくで目に入るおそれがあります。
- 残った液は捨てる混ぜた液は時間がたつと使えなくなります。ふたをして取っておくと、容器が破裂するおそれがあるので、必ず洗い流して捨てます。
薬が目に入ったら
- こすらない
- すぐに水かぬるま湯で、15分以上よく洗い流す
- 自分の判断で目薬を使わず、すぐに眼科へ
染めている最中やあとに、発疹・赤み・はれ・かゆみ、息苦しさやめまいが出たときも、すぐに洗い流して医療機関を受診してください。
05美容院と自宅を行き来するときの、間隔の目安
日本ヘアカラー工業会は、染め直しや別の種類のカラーとの間隔について、次の目安を示しています。
| こんなとき | あける期間の目安 |
|---|---|
| 思った色に染まらず、染め直したい | 少なくとも1週間 |
| ヘアマニキュアのあとに、ヘアカラーで染める | 3週間〜1か月ほど |
| ヘアカラーとパーマ | 1週間以上 |
ヘアマニキュアで染めた髪にヘアカラーを使うと、ムラになったり染まりにくくなったりすることがあります。美容院に行くときは、家で染めたかどうか、いつ、何を使ったかを伝えてください。それによって、薬の選び方や塗り方が変わります。

根元が気になってきたけれど次の予約までまだ間がある、というときのつなぎ方は、白髪染めの頻度の記事で紹介しています。
06LUJUの白髪染め:地肌につけずに、根元から
消費者庁が2015年に美容師・理容師800人に聞いた調査では、「普段から頭皮にカラー剤をつけずに施術している」と答えた人は8.0%でした。半数(50.6%)は「根元まで染めるので、頭皮につくのは避けられない」と答えています。
LUJUでは、根元を地肌から約0.1mm浮かせて塗る「ゼロテク」で白髪染めをしています。ハケを地肌に当てないので、地肌に薬剤がつきにくく、しみやすい方でも受けやすい塗り方です。根元のぎりぎりまで塗るので、根元から染まります。

染める前には、マイクロスコープで頭皮を拡大した写真を見ながら、その日の地肌をいっしょに確認します。赤みや傷がある日は、無理に染めない提案もします。施術中にしみたら、その場で止めて流し、地肌を見てから続けるかを決めます。
ただし、ゼロテクでもアレルギーは防げません。染めたあとにかゆみ・赤み・腫れが出たことがある方には、白髪染めはおすすめしていません。まず皮膚科で相談してください。
【初回限定】カラーエステコース
ぐっさんさん
来店年数/2ヶ月
来店回数/4回
はじめての来店でカラーエステコースをお願いしました。
白髪染めを繰り返し、白髪がどんどん目立っていく中で、たまたま目に留まった中村さんのインスタを見て、お願いしたい!と思いました。
地肌につかないよう根元はふわっと塗っているのにしっかり染まっていることに驚きです。
これまで地肌にも塗っていたのに、翌日には白髪が目立っていたので、今までのはなんだったの?って感じです。
【初回限定】カラーエステコース
K.Mさん
来店年数/5ヶ月
来店回数/5回
初めて来店し、カラーエステコースをお願いしました。
自分に似合う髪型を提案していただき、頭皮の状態も丁寧に説明してくださり、頭皮にカラー剤が付かない高度なテクニックがいる白髪染を初めて体験し、仕上がりにとても満足しました。
エステカラー(地肌ケアカラー)+カット
F.Cさん
来店年数/2年11ヶ月
来店回数/53回
頻繁に来店しているお客様のレビュー
月に一度、カラーとカットで伺っています。
50代になり、髪型に悩むのはもちろんのこと白髪の悩みは中々解消されません。
ネット広告で頻繁に流れてくるカラートリートメントなど利用しましたが、私には合わず諦めていました。
(中略)
白髪は消えませんが仕組みを知り、今後どうしていったらいいか相談しながらキレイに仕上げていただいています。
はじめての方におすすめこのページで紹介した白髪染め
LUJUメインコース
このコースでやること
ゼロテク地肌につけない
カット骨格に合わせて
ララピール待ち時間に肌まで
30%OFF21,800円(税別)通常 31,000円(税別)
LINE予約は24時間受付・電話不要
ブリーチを使わず、白髪をなじませる染め方も選べます。値段は同じです。ノーメイクカラーを見る →
07よくある質問
美容院の白髪染めと市販の白髪染めは、薬そのものが違うのですか?
消費者庁の報告書は、市販用と業務用は売られ方(流通)の違いで、成分・品質・安全性に法令上の違いはないとしています。違いが出やすいのは、髪や地肌の状態に合わせた薬の選び方と、根元と毛先の塗り分けです。
美容院で染めれば、かぶれませんか?
そうとは言えません。2015年の消費者庁の調査では、異常を感じた経験は自宅15.9%・美容院14.6%で、差はほとんどありませんでした。ヘアカラーでかぶれたことがある方は、美容院用の製品でもヘアカラーは使えません。
自分で染めたあと、美容院にはいつ行けばいいですか?
日本ヘアカラー工業会は、染め直すときは少なくとも1週間あけること、ヘアマニキュアのあとにヘアカラーをするときは3週間〜1か月ほどあけることを目安にしています。美容院では、いつ・何で染めたかを伝えてください。
美容院で染めるときも、パッチテストは必要ですか?
日本ヘアカラー工業会は、美容院で染める方も毎回、ヘアカラーの48時間前からパッチテストが必要としています。予約のときに、どうするか美容院に相談してください。
家で染めていて、薬が目に入ったらどうすればいいですか?
こすらずに、すぐ水かぬるま湯で15分以上洗い流し、眼科を受診してください。自分の判断で目薬は使わないよう、日本ヘアカラー工業会は呼びかけています。

参考にした資料
- 消費者庁 消費者安全調査委員会「毛染めによる皮膚障害」調査報告書(2015年10月23日)
https://www.caa.go.jp/policies/council/csic/report/report_008/ - 厚生労働省「染毛剤製造販売承認基準について」(2021年6月28日)
https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00tc6009&dataType=1&pageNo=1 - 日本ヘアカラー工業会「ヘアカラーリング製品の特徴を理解しましょう」
https://www.jhcia.org/haircoloring-home/1_characteristic.html - 日本ヘアカラー工業会「ヘアカラーの準備や手順を確認しましょう」
https://www.jhcia.org/haircoloring-home/5_preparation.html - 日本ヘアカラー工業会「Q&A ご自宅で染められる方」
https://www.jhcia.org/general_faq.html



