白髪染めとヘッドスパは同じ日にできる?順番と頭皮の注意

美容師 中村一成
銀座の美容室LUJU代表・美容師15年目
2026年10月6日 公開
シャンプー台でタオルを巻き、顔のケアを受けているお客様
白髪染めの日に、頭皮と顔のケアまで一緒に

白髪染めとヘッドスパは、両方をメニューにしている美容院なら、同じ日に受けられます。気をつけたいのは順番より、染める前に地肌を傷つけたり、こすりすぎたりしないことです。

日本ヘアカラー工業会は、頭皮に傷がある方や、顔そりの直後のように皮膚が細かく傷ついているおそれがあるときは、ヘアカラーを使わないよう注意しています。この記事では、同じ日に受けるときの順番の考え方、受けないほうがいい日、家でできる頭皮のケアをまとめました。

この記事の要点

  1. 白髪染めとヘッドスパは同じ日に受けられる。大事なのは、染める前に地肌を傷つけないこと
  2. 頭皮に赤み・傷・かゆみがある日は、どちらも無理をしない。気になる症状は皮膚科へ
  3. 研究では、15〜25分の頭皮マッサージを週2回・10週間続けた女性で、ストレスに関わる数値の変化が報告されています

01白髪染めとヘッドスパは、同じ日に受けられる?

受けられます。白髪染めとヘッドスパを一緒にしたコースを用意している美容院もあります。予約のときは、1回で両方を受けられるメニューがあるか、どれくらい時間がかかるかを確かめてください。

同じ日にまとめると、通う回数が1回で済みます。もうひとつのよさは、美容師がその日の頭皮を見たうえで、染め方とケアの両方を決められることです。地肌が乾いている、赤みがある、といった様子は、染める前にわかっているほうが安心です。

予約のときに伝えておきたいこと

  • 前に白髪染めをした日と、家で染めたかどうか
  • 染めたあとに、かゆみ・赤み・腫れが出たことがあるか
  • 今、頭皮にかゆみや傷、気になるところがあるか
  • パッチテストをどうするか(白髪染めは毎回48時間前に必要です)

パッチテストの手順は、パッチテストのやり方の記事にまとめています。

02順番の考え方:染める前は、地肌を傷つけない

ヘッドスパと白髪染めの順番は、お店のメニューの組み方によって違います。どちらが正しいと一つに決まっているわけではありません。そのうえで、考え方の土台になるのが、ヘアカラーの使用上の注意です。

日本ヘアカラー工業会の注意ヘッドスパと組み合わせるときの考え方
頭・顔・首すじに、はれもの・傷・皮膚の病気がある方は使わない染める前に、地肌に傷ができるほど強くこすらない
顔そりの直後は染めない(皮膚が細かく傷ついていて、刺激を受けやすいため)染める直前に、地肌を強くこすったり、爪を立てたりするケアは避ける
整髪料が多い・汚れがひどいときは、地肌を傷つけないように十分に洗い流す染める前に洗うときも、やさしく。こすり洗いをしない
染めたあとは、すすぎ湯に色が出なくなるまで、ぬるま湯でよくすすぐ染めたあとは、薬をしっかり流すことが先。その流れで地肌を整える
日本ヘアカラー工業会「酸化染毛剤の使用上の注意事項」「ヘアカラーの準備や手順を確認しましょう」をもとに作成。右の列は、この注意から考えられることです

つまり、染める前は地肌に余計な刺激を与えず、染めたあとは薬をしっかり流す。この2つが守られていれば、どちらの順番でも、地肌への負担は考えやすくなります。気になる方は、予約のときに「白髪染めとヘッドスパは、どの順番でしますか」と聞いてみてください。

シャンプー台で、指の腹を使って髪と地肌を洗っている様子
爪を立てずに、指の腹で地肌を動かすように洗います

03白髪染めもヘッドスパも、受けないほうがいい日

頭皮の調子がよくない日は、白髪染めもヘッドスパも無理をしないことが大切です。日本ヘアカラー工業会は、次のようなときはヘアカラーを使わないよう注意しています。

こんなときは、染めない

  • これまでにヘアカラーでかぶれたことがある
  • パッチテストで、赤み・かゆみなどが出た
  • 頭や顔、首すじに、はれもの・傷・皮膚の病気がある
  • 顔そりの直後
  • 体調がすぐれない、病中・病後、生理中・妊娠中など、肌が敏感になりやすい時期

頭皮に赤み・かゆみ・痛みがあるときは、ヘッドスパも控えて、先に皮膚科で相談してください。

染めたあとにかゆみが出たときの見分け方は、カラー後に頭皮がかゆいときの記事でくわしく書いています。

04ヘッドスパ(頭皮マッサージ)で、わかっていること

ヘッドスパに期待されることはいろいろありますが、研究で確かめられていることは、まだ多くありません。そのなかで、女性を対象にした研究があります。

韓国で、会社勤めの女性34人を、15分の頭皮マッサージ、25分の頭皮マッサージ、マッサージなしの3つに分け、週2回・10週間続けた研究です(Kimら、2016年)。マッサージを受けた人たちでは、ストレスに関わるホルモン(コルチゾール、ノルエピネフリン)と血圧に変化が見られ、研究者は、頭皮マッサージをストレスケアに役立てられる可能性があるとまとめています。

人数の少ない研究なので、これだけで「ヘッドスパでストレスが消える」とは言えません。それでも、白髪染めの日を、頭皮を見直して、ほっとできる時間にする。そのくらいの気持ちで受けていただくのがちょうどよいと考えています。

美容師の中村一成が、指で頭皮をほぐしている様子
頭皮の状態を見ながら、指でほぐしていきます

05LUJUで白髪染めとヘッドスパを受けるなら

LUJUでは、白髪染めの前に、マイクロスコープで頭皮を拡大した写真を見ながら、その日の地肌をいっしょに確認します。赤みや傷がある日は、無理に染めない提案もします。

白髪染めは、根元を地肌から約0.1mm浮かせて塗る「ゼロテク」で行います。ハケを地肌に当てないので、地肌に薬剤がつきにくく、しみやすい方でも受けやすい塗り方です。ただし、ゼロテクでもアレルギーは防げません。染めたあとにかゆみ・赤み・腫れが出たことがある方は、まず皮膚科で相談してください。

コース内容時間・料金(税別)
プレミアムコースゼロテクカラー+カット+ララピール+髪質改善トリートメント+若返りヘッドスパ約3時間/はじめての方 48,800円(通常 61,000円)
リラックスケアコース若返りヘッドスパ+ララピール(白髪染めなし)約2時間/はじめての方 19,800円(通常 30,000円)
メインコースゼロテクフルカラー+骨格似合わせカット+ララピール約2時間/はじめての方のWEB予約 21,800円(通常 31,000円)
白髪染めとヘッドスパを1回で受けられるのは、プレミアムコースです。ヘッドスパだけの単品メニューはありません

メニューの全体は、メニュー一覧で見られます。

LUJUで受けられるララピール

銀座で受けるララピールのページを見る →LINEで空き時間を見る

LINE予約は24時間受付・電話不要/銀座駅 徒歩2分

06よくある質問

白髪染めとヘッドスパは、同じ日に受けても大丈夫ですか?

両方をメニューにしている美容院なら、同じ日に受けられます。染める前に地肌を傷つけないこと、頭皮に赤みや傷がある日は無理をしないことが大切です。

ヘッドスパと白髪染めは、どちらを先にしますか?

お店のメニューの組み方によって違います。日本ヘアカラー工業会は、皮膚が細かく傷ついているおそれがある顔そりの直後は染めないよう注意しています。染める前に地肌を強くこすらないことが、順番を考えるうえでの土台です。気になるときは、予約のときに聞いてください。

ヘッドスパで白髪は減りますか?

ヘッドスパで白髪が減る、黒く戻る、と確かめた研究は見当たりません。白髪をきれいに見せたいときは染めること、頭皮を健やかに保つことは別のこととして考えてください。

白髪染めをした日に、家で頭皮マッサージをしてもいいですか?

頭皮にしみた感じや赤みがなければ、指の腹でやさしく動かす程度にしてください。かゆみ・赤み・腫れが出たときは、こすらずに様子を見て、続くときは皮膚科で相談してください。

シャンプー台で髪を洗っている様子

LUJU 銀座

白髪染めの日を、
肌まで整う日に。

地肌につけない白髪染めと、
待ち時間のララピール。
初回 21,800円(税別)・約2時間

メインコースを詳しく見るLINEで空き時間を見る
美容師 中村一成

この記事を書いた人

中村一成

銀座の美容室LUJU代表・美容師15年目

銀座の美容室LUJU(ルジュ)代表。美容師15年目で、これまで1万人以上の髪と顔に触れてきました。髪と肌を一緒に見る美容師として、地肌を守る白髪染めと、肌を育てるケアを続けています。Instagramのフォロワーは16.5万人。『美ST』2025年3月号に掲載。

Instagramを見る(@nakamura_luju_wellaging)

参考にした資料

  1. 日本ヘアカラー工業会「酸化染毛剤の使用上の注意事項」
    https://www.jhcia.org/haircolor-abc/caution.html
  2. 日本ヘアカラー工業会「ヘアカラーの準備や手順を確認しましょう」
    https://www.jhcia.org/haircoloring-home/5_preparation.html
  3. Kim IH, Kim TY, Ko YW. The effect of a scalp massage on stress hormone, blood pressure, and heart rate of healthy female. J Phys Ther Sci. 2016
    https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/27821918/